【レポート】第2回 『観る・聞く・伝える アートレビュー筋トレテーブル』
遅くなりましたが、「アートレビュー筋トレテーブル」、
第2回目のレポートをお届けいたします。
※アートレビュー筋トレテーブルについては、
こちらを参照↓
http://blog.loplop.org/2013/04/blog-post.html
第1回でレビュー課題が出され、受講生が期限までに提出、
4月13日[土]に第2回目を迎えました。
課題になったのは、豊田市美術館で1月12日[土] ~ 4月7日[日]に開催されていた
『黒田辰秋・田中信行ー漆という力』です。
今回は、添削されたレビューを返却してもらうところからはじまりはじまり~、
と思っていたのですが、返却のドキドキよりも先にやってきたドキドキが!
なんと、課題となった展覧会の出展者である田中信行さんが講座にお越しくださっていたのです!
しかも、私たち受講生のレビューを事前に読んでいただいているとのこと。
まさか、講座で初めて書いたレビューをご本人に読まれるとは…。
田中さんがお越しになることは、受講生に知らせられていたのですが、
なんとも幸運でありながら、なかなかのプレッシャー。
そんな中、返却されるレビュー。
福住先生から、一人一人手渡される、
それはそれは学生時代の「答案返し」という苦い記憶を呼び起されるものでした。
幸いにも点数がついてなかったので、角を折る必要はありませんでしたけど(笑)
早速、田中さんにお話を伺いたいところですが、まずは先生より校正記号の説明から。
“トルツメ”“○○トカ”などの記号の意味を教えていただきました。
トルツメは見たことがあったのですが、○○トカ??
○○に入る言葉は、重複している言葉の言い換えや不足している言葉の提案です。
《添削》とは字の通り、添えて削ること。
余計なことばかり書きがちな私は、
添削と聞くと削られることばかりを連想してしまっていましたが、なるほど。
添えることを提案してもらえるというのは、バッサリ切られてしまうより、
なんだか優しさを感じます。
他には“お花マーク”が書いてある人が。
お花マーク???
お花マークが付いている部分は、福住さんが面白い、良い、と感じた箇所だそうで。
私にはありませんでしたけどね…(泣)
その後、いよいよ田中さんにインタビューをさせていただくこととなりました。
「表現手段として、どうして漆を選んだのか」
「作品製作の中で重要だと思っていることは何か」
など、直接お伺いすることができました。
ちなみに、その二つの質問についてのお答えは、
「大学で最初に陶器やら金工などをひととおり授業でやるのだが、そのひととおりやってみた後で消去法で漆を選んだ」
「自分の作品は、触感・質感だけ、と言ってもいいのかもしれない」
というものでした。
納得する受講生もいれば、驚く人もあり、
作品から受けた印象と実際の田中さんの言葉とを比較し、
得ることがそれぞれにあったようでした。
また、工芸や漆芸の枠にはまりたくないともおっしゃっていました。
今回の黒田辰秋との展示は、
漆芸のジャンルを外しても好きな作家であったから、だそうです。
他にも、たくさんお話をお伺いしたのですが、
それは受講生だけの秘密ということで…。
ということで、とても贅沢で濃厚な時間はあっという間に過ぎてしまい、
第2回は終了となりました。
最後になりましたが、お忙しいところお越しいただきました田中信行様、
仲介をしていただき講座にもお越しくださった豊田市美術館学芸員の能勢様、
本当にありがとうございました。
1カ月半も間延びしてしまったレポートになり、改めてお詫び申し上げます。
もうすぐにでも第3回目のレポートが届くと思いますので(たぶん)、
そちらもお楽しみに!
※ちなみに〈宿題〉は、
返却された添削と田中さんのお話をふまえて、レビューのリライトをすること、
でした。
第2回目のレポートをお届けいたします。
※アートレビュー筋トレテーブルについては、
こちらを参照↓
http://blog.loplop.org/2013/04/blog-post.html
第1回でレビュー課題が出され、受講生が期限までに提出、
4月13日[土]に第2回目を迎えました。
課題になったのは、豊田市美術館で1月12日[土] ~ 4月7日[日]に開催されていた
『黒田辰秋・田中信行ー漆という力』です。
今回は、添削されたレビューを返却してもらうところからはじまりはじまり~、
と思っていたのですが、返却のドキドキよりも先にやってきたドキドキが!
なんと、課題となった展覧会の出展者である田中信行さんが講座にお越しくださっていたのです!
しかも、私たち受講生のレビューを事前に読んでいただいているとのこと。
まさか、講座で初めて書いたレビューをご本人に読まれるとは…。
田中さんがお越しになることは、受講生に知らせられていたのですが、
なんとも幸運でありながら、なかなかのプレッシャー。
そんな中、返却されるレビュー。
福住先生から、一人一人手渡される、
それはそれは学生時代の「答案返し」という苦い記憶を呼び起されるものでした。
幸いにも点数がついてなかったので、角を折る必要はありませんでしたけど(笑)
早速、田中さんにお話を伺いたいところですが、まずは先生より校正記号の説明から。
“トルツメ”“○○トカ”などの記号の意味を教えていただきました。
トルツメは見たことがあったのですが、○○トカ??
○○に入る言葉は、重複している言葉の言い換えや不足している言葉の提案です。
《添削》とは字の通り、添えて削ること。
余計なことばかり書きがちな私は、
添削と聞くと削られることばかりを連想してしまっていましたが、なるほど。
添えることを提案してもらえるというのは、バッサリ切られてしまうより、
なんだか優しさを感じます。
他には“お花マーク”が書いてある人が。
お花マーク???
お花マークが付いている部分は、福住さんが面白い、良い、と感じた箇所だそうで。
私にはありませんでしたけどね…(泣)
田中信行氏(左) |
「表現手段として、どうして漆を選んだのか」
「作品製作の中で重要だと思っていることは何か」
など、直接お伺いすることができました。
ちなみに、その二つの質問についてのお答えは、
「大学で最初に陶器やら金工などをひととおり授業でやるのだが、そのひととおりやってみた後で消去法で漆を選んだ」
「自分の作品は、触感・質感だけ、と言ってもいいのかもしれない」
というものでした。
納得する受講生もいれば、驚く人もあり、
作品から受けた印象と実際の田中さんの言葉とを比較し、
得ることがそれぞれにあったようでした。
また、工芸や漆芸の枠にはまりたくないともおっしゃっていました。
今回の黒田辰秋との展示は、
漆芸のジャンルを外しても好きな作家であったから、だそうです。
他にも、たくさんお話をお伺いしたのですが、
それは受講生だけの秘密ということで…。
ということで、とても贅沢で濃厚な時間はあっという間に過ぎてしまい、
第2回は終了となりました。
最後になりましたが、お忙しいところお越しいただきました田中信行様、
仲介をしていただき講座にもお越しくださった豊田市美術館学芸員の能勢様、
本当にありがとうございました。
1カ月半も間延びしてしまったレポートになり、改めてお詫び申し上げます。
もうすぐにでも第3回目のレポートが届くと思いますので(たぶん)、
そちらもお楽しみに!
※ちなみに〈宿題〉は、
返却された添削と田中さんのお話をふまえて、レビューのリライトをすること、
でした。
文責:安井(と)
コメント
コメントを投稿