2013年4月13日土曜日

【レポート】第1回 『観る・聞く・伝える アートレビュー筋トレテーブル』


 先日3月30日に開催されました、
「観る・聞く・伝える  アートレビュー筋トレテーブル」のレポートです。
このテーブルは、ロプロプの前身、『トリ勉』の頃から取り組んできました
「作品を鑑賞して言葉にすること、伝えること、レビューを書くこと」
を更に深く掘り下げるため、希望者の手で実現したテーブルのひとつです。
講師に、「美術手帖」「artscape」等でご活躍の美術評論家、福住廉さんを招き、
一般の参加者の皆さんが主体となってそれぞれの文章力を磨きます。
ロプロプ初の講座形式で、前期・ 後期に分かれ計10回を予定!
講師の先生の指導のもとに、観て、書いて、伝えることを、楽しくそして深く、
追及していきたいと思います。
さてここからが本題、
第一回目の様子を少し、ご報告です!


参加者は定員15名のところ、それを上回る18名が集まり、
様々な背景を持った顔ぶれが集いました。

まずはじめに福住さんから、「文章を書くこと」についての講義があり、
その後、二人一組となってお互いにインタビューし合った内容を
本人ではなく質問した側の方が紹介する、というスタイルで
「他己紹介」のワークショップを行いました。
 インタビューをする時の感覚は、人が相手ではない作品鑑賞の時にも
 応用できるというお話に、皆納得!
 最後に次回までに書いてくる「課題」が発表されて、終了しました。
 正味2時間の長丁場でしたが、充実した時間となりました^^

<はじめに>
この講座では...
○書き慣れること
○自分なりの文体を獲得する
○アートをもっと楽しむ

・書き慣れるためには、たくさん書くこと。たくさん読むこと。
・受講生同士で読み合うことで、読む人がいることを意識する。
 ↓
この講座ではそのシミュレーションをしてみる。
メーリングリストに文章を投稿してお互いに読み合い、講師が添削。
その次の講座でみんなでディスカッションし、リライトする。

・まず「話す」ことが重要。
 クラスの人たちと作品を見ていろいろ話してみる。
 みんなで展覧会を見に行くツアーをやってもいいかも。という話。

10回の講座の終わりに、レビュー集を作ることを目指したい。
例)講師の福住さんが横浜のBankARTスクールで行っている講座
アートの綴り方」では、最後に受講生有志により「HAMArt」という冊子を作っている。

・講師、福住さんが寄稿したVOCA展についての論考を読み、解説
<文章の基本>
1.段落を分ける=骨組み
2.簡潔明瞭な文=肉付け
「このクラスの人たちに読んでもらう」ことを大前提に文章を書いてみる。

<他己紹介>
・2名ずつペアになってお互いのことを知り合ったあと、
(メモをとることが大事。これからレビューを書く際にも)
 クラスのみんなに相手のことを紹介する。

<宿題>
豊田市美術館「黒田辰秋・田中信行|漆という力 」展(~4月7日)を見て、
田中信行の作品についての感想・自分がどういう刺激を受けたかを書く。



文責:各務

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