2012年1月31日火曜日

【レポート】VTSテーブル#01

記録的な寒波が日本に停滞しているということで、毎日とても寒いですね。
インフルエンザも大流行していますので、みなさんどうぞお気をつけください。

今回は、1月21日に行われたVTS講座のレポートをお伝えします。
「VTSってなあに?」という声が聞こえてきそうですが、お伝えする私も実は
VTSって何かなぁと思っていたので心配ありません。(きっぱり)

VTSを一言で説明すると「鑑賞教育の方法(のひとつ)」をいうそうで、Visual Thinking Strategies の略称です。

その方法はいたってシンプル。

①みんなで同じ作品を観る
②みんなでその作品について語る

だけです。

え~、そんなの美術館に行ったらみんなやってるよ・・・確かにそうですよね。
でも、案外そうでもなさそうです。
そうこうしているうちに、1枚目の絵の鑑賞が始まりました。

人が描かれているから肖像画かな?なんて思っていると、参加している方からいろんな意見がでてきました。

色のことだったり、形のことだったり、この子は男の子かな?いや女の子かもしれないという話や、この絵が描かれたいきさつ、中には絵に物語を感じてそれを語り始める方まで。ここまで一つの作品を集中して観るなんて、私も初めてです。

ちゃんとそこには描かれているはずなのに、自分はそれに気がついていなかったということを何度も体験しました。

作品によっては、それぞれ受け取る印象が異なるということもままあるようで、自分と違う印象をもたれた方の話を聞くのはとても興味深いことでした。

以前、「美術 の"び"は びっくり の"び"なんだよ」と教えてもらったことがあるのですが、まさに新しい発見がたくさんできるのが美術なんだなぁと実感した一日でした。

さて、VTSをもっと知りたい、みんなとお話をしてみたいと思われた方必見のお知らせです。

~ VTS講座 第2回目開催 ~

【日時】 
2012年2月4日(土) 10:00~16:30 (途中に休憩を2回とります)

【場所】 
大津橋ビル5階 小会議室 (名古屋市中区丸の内3-4-10)

【料金】 
1,000円(飲み物つき)

【お申し込み方法】  
件名に「2/4 VTS講座参加希望」、本文にお名前、電話番号、

メールアドレスを記入の上、下記のアドレス宛にお申し込みください。
info@loplop.org

【会場までのアクセス】
地下鉄 名城線市役所駅[4番出口]より南へ徒歩5分
(屋上に温度計がついたビルです)
地下鉄 桜通線 久屋大通駅[1番出口]より北へ徒歩7分
(名古屋高速下の「大津橋交差点」の西南角にあるビルです)


第1回目の講座には、こういった美術系の集まりに初めてご参加いただいたという方もいらっしゃいますので、どうぞお気軽にご参加ください。

また内容等につきまして、ご不明な点やお知りになりたいことがございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

ロプロプぶろぐアーカイブではVTS講座について詳しく記載しています。
http://blog.loplop.org/2012/01/1_03.html

皆様のご参加をお待ちしております。

2012年1月26日木曜日

【レポート】あの公演どうだった?テーブル#01『パフォーミング・アーツ編』

年が明けて、もう1月も終わりにさしかかろうという25日、ロプロプ初のコラボ企画「パフォーミング・アーツ・ガーデン2012」アーティストトークを行いました。

「パフォーミング・アーツ・ガーデン」とは、あいちトリエンナーレ2010のプレイベントとして始まったもので、今回で3回目を数えます。トリエンナーレ以降、愛知では様々な舞台公演が行われているのですが、実は創る側だけでなく観る側にも質の向上が求められているのです。

そう、ロプロプの「鑑賞者」としてのスキルアップにははずせない企画、というわけです。

もうひとつ、この「パフォーミング・アーツ・ガーデン」が特徴的なのは、この催しを「創る側」の人材も育成しようという試みが行われていることです。

パフォーミング・アーツ・ガーデンについては、詳しくはこちらをごらんください

●2011年度アートマネジメント実践講座受講生制作HP
パフォーミング・アーツ・ガーデン2012
http://pag2012.ninja-web.net/

●ロプロプぶろぐ アーカイブ
http://blog.loplop.org/2012/01/1.html

そんなこんなで、このアーティストトークには関わりのあった人みんなで話をしてみたい、とお客さんと出演者そして制作者の方々に集まっていただきました。

会の趣旨説明やご挨拶のあとトークがスタート。お客さんからは、感想やするどい質問が次々に出演者へ投げられます。

通常、公演後にアフタートークという形で出演者の方にお話を聞くというのはよくありますが、時間が経って自分の中で思いが整理されたうえでいろいろやりとりをするというのも、とても重要なことのようです。

お客さんは自分の言葉で出演者に感想を伝えることができ、また出演者の皆さんは自分達の作品がどんな形で伝わっていたかというのを改めて知る機会になったかと思います。

さらに話は制作の部分にもおよび、出演順(公演全体で11作品あったため)をどうやって決めたのかという話題がでました。出演者が多く舞台転換のしやすさが理由にありましたが、それにより比較的「似た」印象の作品が続いたのでは?という意見が聞かれました。

舞台全体の空気を決めるともいえる出演順を決めるのは、いかに難しいものであるかがよくわかったお話です。

お客さん・出演者・制作者という珍しいスタイルのトーク企画は、普段とは少し異なる角度からの話をいろいろ聞くことができて、とても有意義な時間となりました。

今回のアーティストトーク開催にあたり、主催である愛知芸術文化センター企画事業実行委員会および、企画・制作の愛知県文化情報センターの藤井さん、唐津さん、2011年度アートマネジメント実践講座受講生のみなさんにご協力をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。

(さとみんご)

2012年1月18日水曜日

【レポート】ツキイチテーブル#02『あったらいいな!こんなアートな勉強会』のご報告

みなさまこんにちは。

去る1月18日、「ツキイチテーブル」(月に一度の公開ミーティング)2回目、「あったらいいな!こんなアートな勉強会」が開催されました!

今回はご案内が遅くなってしまったにもかかわらず、10名以上の参加者が集まり、楽しくそして濃い、話し合いが行われました。

そしてそして!

前回までのミーティングで出ていた案を元に話し合った結果

ひとつの勉強会テーブルが 遂に始動することに・・・(ニヤリ) →以下をお読みくださいね^^

では、ツキイチテーブル詳細報告、いってみよー



1、前回の振り返り

これまでのミーティングから今回までの流れを簡単に説明しました。

2、あいトリ2013勉強会テーブルについて話そう!

2013年あいちトリエンナーレに向けて、参加作家や関連のトピックスについて知っていきたい!

という希望が多かったことを受けて、まず発表されている4名の作家

→青木野枝さん・石上純也さん・奈良美智さん・名和晃平さん

 について語り合い、その中からはじめに石上純也さんをテーマとした勉強会を開催することに。

(石上純也→建築家。日本建築学会賞受賞、ヴェネツィアビエンナーレ第12回国際建築展で、2010年に金獅子賞を受賞。)

担当者1名と補佐に2名の方が立候補し、作家について、基本情報も含めて掘り下げる自主勉強会としてまず始まります。

●以下は意見としてでたもの●

・今後発表される作家も順番に取り上げていく(トリエンナーレボランティアさんの関心も高い)

・勉強会は毎回担当を募る。まず基礎情報を担当者が集め、そこから調べる人、発表する人を割り振っては。

例:「何か展示を見てきた人に情報や感想を話してもらう」「関連書籍を調べてくる」「作家についてのレビューを集めて評価を知る」etc.

・1回で次の作家に行ってもいいし、「初級編(基礎)1回、上級編(読書会や特定の切り口で)1回」のような形でもいいかも。

・その作家に詳しい地元美術館の学芸員など、専門家の話が聞けるチャンスがある場合は依頼してみる。

・あいトリ2013の時に鑑賞者やボランティアさんが使えるような、まとめ資料を作ってはどうか。

最後に日程について、一般の方もお仕事帰りに参加しやすい平日夜?という意見が出ました。

ほか、今後続けていくにあたっての頻度や、作家が増えた時にどうしていくか、という意見も、課題として出ました。

3、あったらいいな!こんなアートな勉強会 を語ろう

その場にいる全員で、これまでに出ていた意見(付箋で保管していたものをまた紹介)を

一度ざっとおさらいした後、更に興味や関心のあることで「勉強会」のアイデアを出し合いました!

▼以下、出た意見ラインナップ▼

●アーティスト・作品について知りたい 編●

・アートで英会話。外国人アーティストと話そう!

・アーティスト・ラン/アーティスト・イニシアティブ/継続可能なユートピア

・元ネタをたどる会(アーティストが影響を受けた音楽や作家、作品の由来などを探る)

・丹下健三を知る

・ひとつの有名な作品ができるまでに、どんな歴史があるか?(作家のターニングポイントや作品ができたきっかけなど)

・たまたまいるアーティストと語ろう!

・パフォーミングアーツガーデンに参加されたアーティストの勉強会



●アート全般について知りたい 編 ●

・作品ができるまでの舞台裏を知ってみよう(美術作品だけでなく、舞台-パフォーミングアーツの文字通り舞台裏など)

・ディープな読書会 (美術評論や美術書、作家の書いた言葉(著作)を読む)

・展覧会や劇場(ダンス・演劇公演)に行く前に聞きたい話!が聞ける勉強会(行った人に話を聞いたり。聞くと10倍楽しめる!)

・アート関連映画鑑賞会(例:赤い風車、ポロック、ブリューゲルの動く絵 等。観てきて感想を語り合ったり、上映したり)

・建築と美術の歴史勉強会 (『建築』の分野が、どのようにして『美術(アート)』とつながってきたのかを知りたい)

・美術の教科書に載せたい、または載るであろう愛知県ゆかりのアーティスト・作品予想ランキング(トリエンナーレ会期中)

・体を使って体験する勉強会。例えば静岡の「ロダン体操」など。実際にやってみたり。

・アート映画漫談&ビデオ図書館構想 (専門家の方を招いて、普段あまり知られていないようなディープな映画作品の魅力を知る)

●活動を蓄積・アーカイブ化していきたい 編●

・なんでもアーカイブテーブル(参加者が見たり体験したアート情報を、ツキイチでもいいから集まって収集・アーカイブ化する)

・日本のアートプロジェクト・国際展探訪(内容をはじめとして、運営主体や規模、財政、ネットワークなども調べて蓄積。

 誰でも参照できるような形で残していく。簡単に、行った人がまとめの場を作って、話したことを記録したり)

・日本のアートセンターめぐり(経営方法や規模、主体、財政基盤、ネットワークなども調べてアーカイブ)

・アートラボあいちの使い方(他のアートセンターの事例に詳しくなって、アートラボあいちにも還元→応援しよう)

・アーティストのツイッター語録アーカイブ

●その他~(勉強会に限らないもの)自ら発信、提案しちゃおう 編●

・パフォーミングアーツを安く観るには (例えばこの地域で無料で行われている関連の情報がすぐわかるといい)

・長者町行軍ワークショップ(一般の人でも気軽に参加できるパフォーマンスを考えて、みんなで町を歩いてみたり)

・伏見の駅の壁面を、現代アートで染め上げる方法を考えちゃおうデスク(2013あいちトリエンナーレに向けて、企画を提案したい)

・ブログを開設するところから始めるアートブログ講座(Webでの登録の仕方から始まって、作品写真の撮り方など技術的な部分もサポート)

4、振り返り、今後の告知

今回の話し合いを振り返って、決定事項の確認などを行いました。

その中で、実際にテーブルを実現していく時の流れについてや、

「ある程度のシステム化も必要」「誰がどう関わっていくか」など、引き続き考えるべき課題も明確に。

後、参加者同士で告知やオススメ展示等の情報交換を行い、終了しました。

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今回の話し合いは、キックオフミーティングでの成果をふまえて

更にテーブルの実現可能性を探るような展開になりました。

前半は、勉強会の最初のテーマとして取り上げることになった石上純也氏について

資料を前に熱く語る方や、逆に作家さんについてよく知らない方は興味を持って聞いていたり

それぞれが違う視点を持って意見や疑問を出し合ったりと、プチ勉強会のような雰囲気に!

そして後半は、前回出ていた意見を下地に、参加者それぞれが書いたアイデアを

順番に皆で読みながら意見交感の場を持ちましたが

これいいね!な意見や、どういうこと?な疑問、知らなかった!という発見や驚きが次々に生まれ

その交流自体がとても刺激的でわくわくする時間になっていたように思います。

また、今回出た意見やアイデアは、前回よりも少しだけ進化していたようにも感じました。

【お知らせ】2012年2月5日(日)あっとほっとピクニックテーブル#01『豊田市美術館で現代写真を楽しもう!』の開催

12月のツキイチテーブル#01で生まれた「あっとほっとピクニックテーブル」。
どんなことをするテーブルかといいますと:
「一人で行って帰るより、みんなで美術鑑賞をして例えば専門の学芸員さんなどにお話を聞き、その後鑑賞した者同士で
お茶でもしながら気軽に感想を話し合う →レビューなど書いてみる」
つまり、いろんな美術展などをみんなで見に行って、「一人でただ鑑賞する」
から一歩先へ進んでみよう!という企画です。
企画立ち上げまでの流れ:

ツキイチテーブル #01~キックオフ公開ミーティング~ 詳細!
「あっとほっとピクニック」&「勉強会」テーブルミーティング 開催のおしらせ
あっとほっとピクニック&勉強会ミーティング~詳細!


その第1弾として、「豊田市美術館で現代写真を楽しもう!」という企画を行うことになりました。
↓↓↓ 詳細はこちら ↓↓↓

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ロプロプあっとほっとピクニックテーブル#01
■□■「豊田市美術館で現代写真を楽しもう!」■□■


常設特別展「みえるもの/みえないもの」の作品世界を、
学芸員による「作品解説」と参加者同士の対話を通じて、
みんなで楽しみましょう。
現代美術の魅力を伝える最先端の企画展を催し、全国から注目され続ける豊田市美術館。
豊田市美術館にまだ一度も行ったことがない方もぜひ一緒に行ってみませんか。
今回の「あっとほっとピクニック」は一人で鑑賞する楽しみとは異なる、鑑賞するもの同士の対話を通じて、
作品の理解を深めていきます。

【日時】 2012年2月5日(日)13:00~17:00
【集合場所】 豊田市美術館ロビー
【料金】 500円(常設特別展観覧料込)
【スケジュール】
13:00 豊田市美術館ロビーで受付開始。
    早くに到着された方は企画展を自由観覧。

      14:00 常設特別展「みえるもの/みえないもの」
            豊田市美術館学芸員 能勢陽子氏による作品解説へ参加。
      15:00  勉強会(豊田市美術館内)
     1. グループに分かれての作品振り返り。
         2. 他者の感想をめぐる対話と、作品の読み解き。
              3. 140字程度でレヴューを書いてみる。

      17:00 解散。

【お申し込み方法】 
件名に「2/5あっとほっとピクニック参加希望」、
本文ににお名前、電話番号、メールアドレスを記入の上、下記のアドレス宛にお申し込みください。info@loplop.org

【豊田市美術館へのアクセス】
○住所:
471-0034 愛知県豊田市小坂本町8-5-1
○地下鉄:
地下鉄東山線名古屋駅乗車、伏見駅乗り換え、地下鉄鶴舞線豊田市行き終点「豊田市駅」下車、徒歩15分
○名鉄バス
「名鉄バスセンター」「伏見町」「錦通本町」「栄(オアシス21)」乗車
「美術館北」下車
http://www.meitetsu-bus.co.jp/city-highway/toyota/index.html
※名鉄バスセンターから約1時間10分、料金700円

○地図


大きな地図で見る

■主催: Arts Audience Tablesロプロプ(http://loplop.org/
協力: 豊田市美術館(http://www.museum.toyota.aichi.jp/
■お問い合わせ:
Email: info@loplop.org
Facebook: http://www.facebook.com/#!/loplop.org
Twitter: @loplop_org
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これを皮切りに、いろんなところへピクニックに出かける予定です。
ご参加お待ちしています。
(なお)

2012年1月14日土曜日

【お知らせ】2012年1月18日(水)ツキイチテーブル#02『あったらいいな!こんなアートな勉強会』の開催

前回ツキイチテーブルで出た「現代アートの勉強会」についてぐぐっと話し合っちゃいます!
来たる1月18日(水) 19:00~開催の
2012年ロプロプ最初のツキイチテーブル(公開ミーティング)は、
前回上がっていた「現代美術についての勉強会」をもっと練りこもう!
&新しいアイデアや意見を出しあおう!というミーティングです。
昨年12月のキックオフミーティングとその後の話し合い(プチテーブル)で
『あいちトリエンナーレ2013に向けて、参加作家や作品を知りたい・勉強したい!
現代美術で出てくる難しい専門用語を、ちょっとでもわかるようになっていきたい!
専門書をみんなで読んで、その流れで批評ができるようになっていきたい!』
などなど
勉強会についてだけでも色々なテーブルの元が生まれました。
今回はここにフォーカスして、皆さんと一緒に考えたいと思います♪
興味のある方はもちろん、
こんな勉強会があったらいいな!美術のこんなことを知りたいけど機会が無いな、一人よりもみんなで勉強していきたいな!
といった希望を持った方、そんなご意見もぜひぜひ聞かせてください。
あなたの意見やアイデアが、『テーブル』を創る元になります!
皆さまのご参加をお待ちしております★
  【企画の例】『トリ勉リターンズ!あいトリ2013勉強会』、『楽しく学ぼう!現代美術の基礎知識』、
『美術批評に挑戦!批評力養成プログラム』など...。
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ロプロプツキイチテーブルVol.2
「あったらいいな!こんなアートな勉強会」テーブルミーティング
日時:2012年1月18日(水) 19:00~21:00

集合場所:アートラボあいち前 (その後喫茶店等へ移動の予定)
      ※遅れてもスタッフがおりますので、ラボ前へお越しください。
              アートラボあいち→ 〒460-0003 名古屋市中区錦2-10-30
           (地下鉄東山線・鶴舞線[伏見]駅下車、一番出口より徒歩3分)
参加費:無料(ドリンク代)
■申し込み方法:本文に『参加希望』と記載の上、こちらのメールアドレスにご返信ください。
 
info@loplop.org  ※当日参加も可ですが、できるだけ事前のご連絡をお願いします
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2012年1月8日日曜日

【発表】2011年東海ベスト展覧会&パフォーミングアーツ

年末、ロプロプのツイッターアカウント(@loplop_org)で、2011年に東海地方
(愛知・岐阜・三重・静岡)で行われた展覧会とパフォーミングアーツ公演の
ベスト3を聞いてみたい!とみなさんに呼びかけてみました。

Togetterでのまとめ:
2011東海ベスト3展覧会
http://togetter.com/li/234475
2011東海ベスト3パフォーミング・アーツ
http://togetter.com/li/236813

いちおうここでちょっと集計してみます。
「3つに絞れない~」と言いつつ挙げられたものは全部入れちゃってます。

◆2011東海ベスト3展覧会◆
7 豊田市美術館「小川待子 生まれたての<うつわ>」
5 愛知県美術館「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」
4 愛知県美術館「麻生三郎展」
3 名古屋ボストン美術館「ジム・ダイン - 主題と変奏:版画制作の半世紀」
3 豊田市美術館他「アイチ・ジーン - some floating affairs」
  (主催:愛知県立芸術大学芸術資料館)
2 愛知県美術館「棟方志功 祈りと旅」
2 岡崎市美術博物館「桃源万歳!東アジア理想郷の系譜」
2 名古屋市美術館「東松照明・写真家 全仕事」
2 名古屋市美術館「没後120年 ゴッホ展」
2 碧南市藤井達吉現代美術館「抱きしめたい!近代日本の木彫展」
2 松坂屋美術館「茶碗 今を生きる」
1 愛知県美術館「カンディンスキーと青騎士展」
1 貨幣資料館「保永堂版東海道五十三次」
1 ケンジタキギャラリー名古屋「奥井ゆみ子展」
1 佐久島「荒木由香里展 星を想う場所」
1 市民ギャラリー矢田「ファンデ・ナゴヤ美術展2011 From Thank-Cyū 黒へ/黒から」
1  名古屋城天守閣「王と王妃の物語 帝鑑図大集合」
1 名古屋市美術館「毛深き人たち~東山動物園のゴリラたち」
1 名古屋市美術館「中村正義展」
1 名古屋市美術館「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」
1 名古屋市博物館「甚目寺観音展」
1 碧南市美術館「画家たちの二十歳の原点」
1 松坂屋美術館「国宝・至宝 模写作品展」
1 松坂屋美術館「生誕120年記念・堂本印象展」
(15名投票)

◆2011東海ベスト3パフォーミングアーツ◆
4 ままごと「わが星」
3 平山素子「月食のあと リ・クリエイション」
2 Noism 1「人形の家」(愛知芸術文化センター)
2 片山幽雪シテ「卒塔婆小町」
2 シルヴィ・ギエム「ボレロ」
1 アンサンブルゾネ「Still moving2」
1 劇団うりんこ「クリスマス トイボックス」
1 演劇集団キャラメルボックス「降りそそぐ百万粒の雨よりも」
1 柿喰う客「悩殺ハムレット」
1 柿食う客「長靴をはいた猫」
1 KUNIO08「椅子」
1 弧の会「コノカイズム」
1 どくんご
1 Noism1&2「ホフマン物語」
1 日本相撲協会「名古屋場所」
1 ハイバイ
1 ハラプロジェクト×TURTLE ISLAND 「パンク歌舞伎 リア王」
1 板東玉三郎舞踊公演
1 味方玄シテ「猩々」
1 大槻文蔵シテ「鉢木」
1 へそフェス3公演
1 劇団うりんこの公演すべて
(7名投票)

小川待子展は得票数も1位ですが、迷いなくベスト3に挙げた方が多かったです。
注目のジャクソン・ポロック展は1月22日までということで、
「まだ見ていない」と言う方がちらほらいました。

パフォーミングアーツの方は票が分かれました。
1位になったままごとの柴幸男さん、2位の平山素子さんは共に愛知県の出身
ですが、地元うんぬんは関係無い作品のすばらしさ・・・
でもやっぱり地元出身の人の活躍はうれしいです(ってどっちやねん!)。

以上、ベスト3にどんな展示・公演が挙げられるかのみならず、
それをめぐっていろんなやり取りが交わされる様子をとても興味深く拝見しました。
昨年は震災の影響で急きょ開催されなくなった展覧会などもありましたが、
終わってみれば「3つだけなんて選べない・・・」とみんなが悩むという結果になりましたね。

2012年もたくさんの素晴らしい作品と出会えますように。

(なお)

2012年1月5日木曜日

【お知らせ】2012年1月25日(水)『あの公演どうだった?テーブル-パフォーミング・アーツ編-#1』の開催

(1月21日/出演アーティストについての内容を追加しました)

アート鑑賞をした後、すごくいろんなことを感じている自分に気づくことがあります。
モヤモヤとした疑問が浮かんでくることもあります。
そんなとき、思わず誰かに「・・・ねえ、あれってどう思った?!」って話したくなりませんか?
そんな場をAATロプロプでつくっちゃいました!

今回は、1月7日(土)に開催される『パフォーミング・アーツガーデン2012』についての
『ねえねえ、あの公演どうだった?』テーブルを開催したいと思います。参加費は無料。
今回のテーブルは参加アーティスト、制作者の方も観客に混じって語らう場になります。
ぜひぜひ、あなたの『ねえねえ、あのさぁ。』を共有しませんか?

■日時:2012年1月25日(水) 19:00-

■場所:愛知芸術文化センター12階 アートスペースEF (地下鉄栄駅下車 徒歩4分) 

■参加費:無料

■申し込み:こちらのフォームからご予約をお願いします http://form1.fc2.com/form/?id=726213

■内容:
1月7日(土)の『パフォーミング・アーツガーデン2012』をご覧になった観客(見逃した!という方も歓迎)、出演アーティストの有志、制作に関わったスタッフが1つのテーブルで公演について、自由に感想や意見を語り合います。

■ゲスト:
パフォーミング・アーツ・ガーデン2012出演アーティスト
★太めパフォーマンス  鉄田えみ、乗松薫
★archaiclightbody×【exit】  服部哲郎、杉山絵里、堀江善弘、中西あい
★演劇ユニット,5(てんご)   澄井葵
★吉田琢己

■ファシリテーター:ATL 亀田恵子

■主催:愛知芸術文化センター企画事業実行委員会
■共催:Arts Audience Tables ロプロプ
■運営:2011年度アートマネジメント実践講座受講生/Arts Audience Tables ロプロプ

2012年1月3日火曜日

【お知らせ】新年のごあいさつ / 1月21日(土)VTSテーブル#01 開催

みなさま、新年あけましておめでとうございます!
2012年のお正月は穏やかな晴天ですね。
この1年も、こんな風におだやかで晴れやかな1年になりますように・・・。

さて、私たちにとっての2012年は、トリ勉改めAAT(Arts Audience Tables)ロプロプとして
本格的に動きだすスタートの年となりそうです。
すでに2011年の年末には新たな活動の種も生まれてきていて、これらがどう育っていくのか
スタッフ一同、今からとっても楽しみにしています!
ゆったりペースではありますが、
ワクワクドキドキ、ちょっとどこにもない楽しいアート活動を開していきたいと思いますので
どうぞご期待下さい&ぜひぜひごいっしょしましょう☆

さてさて、そのワクドキ(笑)の第一報についてのお知らせです!

昨年の春ごろに開催した「アートライティング(アート評論)講座」の中で
鑑賞力向上のために行ったVTS(ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー)の
集中講座を行うことになりました。
新しい鑑賞方法を身につけることで、アート活動のワクドキを加速させませんか?

<VTSとは?>
VTSは、ナビゲーターの問いかけをきっかけに、グループで1つの作品を鑑賞するものですが
「みること」だけではなく、「自分なりの感想を言葉にし」「他者の考えを聴き」「新たな視野を獲得する」といったことを可能にする美術鑑賞法です。

*ライティング講座に組み込んだのは「鑑賞力の向上」が「文章を書く力も同時に向上させる」
ということが実証されているため。

<どんなことをするの?>
集中講座では、2日間にわたって全6回の講座を行います。
  *講座の1単位は20分前後の鑑賞を3セット+前後の説明を含んだ90分とします。
  *1単位のみでも参加可能ですが、ご自身の変化を感じていただくため、なるべく2回以上ご参加下さい。
    参加日程が1月21日と2月4日に分かれても問題ありません。ご都合のよい時間にご参加下さってOKです。

内容は、グループで1枚の作品を鑑賞し、ナビゲーターの問いかけによって
自由に感想を述べ合うというものです。
作品関しての解説は意図的に行わず、ただ目の前にある作品をみていきますので
一般的な座学とは異なり、アートについて楽しく語り合うイメージになると思います。

<どんなことが期待出来るの?>
VTSは年間プログラムのもとに行うことも多いプログラムですが、今回の集中講座では
VTSの基礎を身につけていただき、この1年のアート鑑賞が豊かなものになることを目標としています。
これまでの美術館やギャラリー、もしかしたら日常生活までが、「アレ?何だか違って見える?!」
かも知れませんよ(笑)。

<講座概要>

■日時:第1日目/2012121日(土) ① 10:0011:30 ②13:0014:30 ③15:0016:30
     第2日目/201224日(土)  ④ 10:0011:30 ⑤13:0014:30 ⑥15:0016:30

■場所:大津橋ビル 5階 小会議室 (名古屋市中区丸の内3-4-10)  
□アクセス:地下鉄 名城線市役所駅4番出口より南へ徒歩5分
      屋上に温度計がついたビルです/地下鉄 桜通線 久屋大通駅1番出口より北へ徒歩10分。
      大津橋交差点の西南角です。

参加費用1000円/日(①だけでも①~③通しでも同じ値段とします) *ワンドリンク付き
■定員:15名前後
■ナビゲーター:Arts&Theatre→Literacy 亀田恵子 (http://atl-since07.blog.so-net.ne.jp/
今回は「VTSテーブル」スタートUP特別価格になっております。ぜひこの機会にお試しください。
*5回以上ご参加下さった方には、アートレビューの添削指導を無償でご提供する特典があります。
  詳しくはお問い合わせ下さい。

■お問い合わせ・ご予約: ATL亀田恵子 artliteracy03☆yahoo.co.jp  ☆を@に変えて下さい
*このテーブルはAAT(Arts Audience Tables)ロプロプとATL(Arts&Theatre→Literacy)の共同企画です*

みなさまのご参加、お待ちしておりますーーー☆
本年も、元気いっぱいどうぞよろしくお願いいたします!!