【レポート】 第3回『観る・聞く・伝える アートレビュー筋トレテーブル』
「観る・聞く・伝える アートレビュー筋トレテーブル」第3回目報告
「アートレビュー筋トレテーブル」、
第3回目のレポートをお届けいたします。
※アートレビュー筋トレテーブルについては、
こちらを参照↓
http://blog.loplop.org/2013/04/blog-post.html
5月18日(土)、レビュー筋トレも3回目に入りました。
最初の課題、豊田市美術館で1月12日[土] ~ 4月7日[日]に開催されていた
『黒田辰秋・田中信行ー漆という力』レビューでは、前回、なんと作家さんご本人に会って
インタビューするという貴重な時間を持つことができました!
一度レビューを書いた展覧会について、その後色々なお話を聞くことは、
自分の中に展示や作品のイメージがあるので、ぐんぐん頭の中が更新されていき理解が早いです。
その上でレビューのリライトを行うという実践的な課題で、文章にも熱がこもるはず!
と言ってもなかなか、思うように書けないで悩むことも。
私が思うに、いろんなことを感じて感動が大きければ大きいほど、それをまとめる時って
なかなか難しかったりします。あれもこれもいっぱい伝えたくなってしまうから。
が、そこはレビュー筋トレ。今回はそんな気持ちに応えるように、
文章の構造や段落分けの意味についてなど、資料を参照しながら
わかりやすくお話が進みました。
まず福住さんからの添削がそれぞれに配られ、その後、本編の講義に入ります。
内容の要旨はこんな感じ・・・主に「文章の構造について」が中心となりました。
・自分の鑑賞メモの中から、段落ごとに「何を言いたいのか」を明確にして
それを「骨組み」として組み立て、
細部の表現や文と文のつながりがスムーズに流れるように意識することに気を付ける。
・その時、例えば同じテーマで違うアプローチをする2人の作家を比べたり、
表現上で「そうでないもの」を出しながら自分の見方をあぶりだす「対比」というテクニックや、
文の最初に言いたいこと(論点)を簡潔なキーワードで言ってしまってから
続く内容でそれを丁寧に具体例を出しながら『補足』していく書き方をするとわかりやすくなる。
そして段落ごとの役割を、例文を出して細かく解説。
皆さんのメモを取るまなざしも真剣そのもの!
これぞ学びの場!!という妙な感動を覚えながら、次はぜひこれらを
意識して文章を作ってみよう。とわくわくしてきたり、
これから人の文章を読む時に意識するポイントがわかって嬉しかったりで
とても実りのある回となりました。
さて、次の課題もずばり「書く」!!です。
リライトでもOK,新しい作品でもOK。福住さんよりの添削&美術のあんな話こんな話(?)も挟みつつの
楽しく濃い講義で、次も楽しみな時間になりました^^
文責 かがみ
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