【レポート】ギャラリーホッパーテーブル#04「アイチのソツテン まるかじり3日間」 第3回:愛知県立芸術大学篇

※『アイチのソツテン まるかじり3日間』について→ http://bit.ly/1o7NFD6
※第1回:名古屋造形大学卒展篇 レポ→ http://bit.ly/1jCqctR
※第2回:名古屋芸術大学篇 レポ→ http://bit.ly/1dEC6nB

2014年3月8日 愛知県美術館ギャラリーで 愛知県立芸術大学卒業・修了制作展におじゃましました。同時期に愛知県立芸術大学 芸術資料館でも開かれていましたが、ロプロプとしてはおじゃまできせんでした。

毎週お邪魔してました卒展 正式には、卒業・修了制作展ですね。愛知県芸大は学士の卒業制作展の隣合わせて、修士の修了制作展の展示があります。作品の下にはポートフォリオがあり、これまでの制作傾向がよくわかりました。

今回の愛知県芸大卒展にて、アイチのソツテン 三回連続ツアー 終了となりました。今回の参加者は、美大卒業生、美大OG、現役美大生、高校卒業生、現役高校生、美術フェチ、ロプロプ常連メンバー10名でじっくりと回りました。



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日本画で、まず注目を引いたのが、田中藍衣さんの《在る海》でした。何処かで見たことのある静寂なる海 記憶を湛えたようなある時間が流れている。話しが湧きました。

油画では、お風呂場の水の音が流れる映像と写真での 杉浦由梨さん《◯◯について考えながら》は髪の毛を使ったお絵描き。こればまた上手い。初めてみる世界でした。

宮田真有さん《JILL by JILLSTUSRY/Pumps with for》ほか4点。作家さんが日常使ったであろう靴、鞄が、自分の血管が写し取られていたり、微妙な変化がグッズに込められている。

2年前に卒展で見た前橋瞳さん、横山奈穂子さんの作品が並んでいた。

彫刻は学士・修士ともに見応えの作品が多かった。若者に支持を得た 稲垣萌子さん《きらめきよろめき》。皆さんの驚きの多かった 鈴木一太郎さん《単眼的風景-La Marsellaise》。他にも、田村啓さん、大澤実織さん、汪さん、後藤あこさん 個性的な彫刻でした。

デザイン 学士でも 安井彩乃さん《身巳-mimi-》と吉村桜子さん《内側のまち》は見る側の個性によっても左右されますね。デザインは世代的な選択に左右されますね。

皆さんで足を止めたのが南康章さん《愛知妙景三十記》は完成度の高い愛知の珍景、名所を写し取られて作品です。デザインは思ったよりじっくり楽しめました。

デザイン 修士の小林達人さん《stone meditation》もなんかわからないけど凄い映像と世代を越えた支持がありました。

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今回、愛知県芸大卒展ツアー集まったメンバーも世代差があり、それぞれの見方、注目点のちがいが、話し合ってみると面白いものでした。

ツアー終了後、長者町のトランジットギャラリーで開かれているN-MARK主催「BLACK TICKET」展ガールズデーの展示オープニングにお邪魔しました。

この企画でロプロプ賞として招待状「BLACK TICKET」を渡した学生さんも何人か参加していて、とても見応えのある展示でした。







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ロプロプ賞として参加者から名前があがったのは、以下の作品です(順不同)。

日本画 学士
田中藍衣さん《在る海》

日本画 修士
河合亮平さん《Cosmos》

油画 学士
杉浦由梨さん《◯◯について考えながら》
田中信太郎さん《生成》
中山梨絵さん《PSP》

油画・版画 修士
宮田真有さん《JILL by JILLSTUSRY/Pumps with for》ほか4点
前橋瞳さん《the usual place》
横山奈穂子さん《our self victories》

彫刻 学士
稲垣萌子さん《きらめきよろめき》
彫刻 修士
田村啓さん《他民党 project》
鈴木一太郎さん《単眼的風景-La Marsellaise》

デザイン 学士
安井彩乃さん《身巳-mimi-》
吉村桜子さん《内側のまち》
木下英里香さん《石のいのち》
小池達也さん《映像機器を利用した「ごっこ遊び」及び「かぶりもの」》
小室沙絵さん《寄り道観光アプリケーション「ならまち路ジカ」》
中林尚子さん《明るいサイン計画》
南康章さん《愛知妙景三十記》

デザイン 修士
小林達人さん《stone meditation》

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