2014年11月25日火曜日

【お知らせ】2014年12月13日(土)ロプロプ×輪音プロジェクト オーディエンステーブル 『赤瀬川原平さん 追悼しちゃう会』の開催

「人類はひたむきな精神の働きによって芸術を作り出したが、そのひたむきさを離れた無意識のところで、さらに超芸術を創り出していた。」
───赤瀬川原平 芸術原論より

展覧会「赤瀬川原平の芸術原論 1960年代から現在まで」が千葉市美術館での開催直前に 赤瀬川原平さんが10月26日に亡くなられました。

そこで、ロプロプでも「赤瀬川原平追悼式」をやろうということになりました。二部構成になっております。


①『赤瀬川原平/尾辻克彦の本を音読する』

皆さんお手持ちの原平さんの本を持ち寄り、黙読していた本を声にして、音読しよう。書かれたものを音読することは、戯曲以外にないわけで、文節の折々に込められた原平さんを解き放とうというものです。

赤瀬川原平さんの本を持って来て、一人一頁を音読します。「泣きながら読んでもよし」「笑いながら読んでもよし」「諭すように読んでもよし」

②『栄錦清掃整理促進運動』

大阪梅田で「輪音プロジェクト」が10/31ハロウィンの日に清掃整理促進活動をしました。代表の田中冬一郎さんが「名古屋でもやりましょう」の呼びかけに賛同し栄錦でも行います。

ご存知のようにハイレッドセンターが「首都圏清掃整理促進運動」と称して1964年銀座で清掃運動中の看板を立て、メンバー全員白衣にマスク姿で、マンホールやアスファルトなどを無用な清掃をしました。

オマージュを込めた「赤瀬川原平ありがとう。ハイレッドセンターありがとう。」の清掃活動をしましょう。

※参考動画:『梅田清掃整理促進運動』(YouTube)
「白衣を着たい人」「夜の錦を徘徊したい人」「夜の街で路上観察したい人」。。。



◇イベント概要:

イベント名: ロプロプ×輪音プロジェクト オーディエンステーブル 「赤瀬川原平さん 追悼しちゃう会」

実施日時:平成26年12月13日(土曜)
16:00 集合 「赤瀬川原平の本を音読する」①
17:00 移動「栄錦清掃整理促進活動」②
18:30 終了 参加者集合写真→解散
19:00 忘年会③

集合場所: 長者町トランジットスタジオ
愛知県名古屋市中区錦2-11-13
地下鉄「伏見駅」1番出口より徒歩5分
地下鉄「丸の内駅」5番出口より徒歩5分

会費: 500円

清掃整理促進活動ナビ: 田中冬一郎さん(輪音プロジェクト代表)

主催: Arts Audience Tables ロプロプ、輪音プロジェクト


◇備考:
  • 実施においては安全を考慮いたしますが、パフォーマンスには「ハプニング」が付きものです。
  • 傷病・事故・紛失などについては、ご自身の責任においてご参加いただきますこと、ご承知置きください。
  • 色々な方に声をかけられたら、「街の掃除をしています。」「白衣はファッションです。」とお答え下さい。
  • 12月13日の寒さがどの位なのか?というのも懸念されますが、栄錦の繁華街での清掃活動です。白衣を着たい方、こちらの用意が3着ほどです。白衣をお持ちの方はお知らせください。
  • また、持ち運びのできる掃除道具(ぞうきん、ホウキなど)がありましたらお持ちください。ご自分でマスク・手袋もご用意頂けますように。
  • 忘年会 : 会場は人数により決定。3000円ほどを予定。


◇お申し込み方法:

参加希望の方は、こちらのフォーム(⇒参照)から、イベント名を「12/13赤瀬川」とし、下記のうちどれに参加されるかを明記の上お申し込みください。

①「音読」参加
②「清掃整理促進活動」参加
③「忘年会」参加


◇赤瀬川原平/尾辻克彦について

お札、缶詰、壊れたポット、家具、ペット・・・果ては自邸「ニラハウス」に至るまで、日常生活を構成するあらゆるものを独自の視点と観察行為によって、〈梱包〉や〈トマソン〉に代表される「作品」へと昇華させてきた美術家・赤瀬川原平。

自身と娘の生活をテーマにした『肌ざわり』や、父の死により墓所を見学する様子を描いた『父が消えた』によって、私小説作家として文壇に登場した作家・尾辻克彦。
実は同一人物である美術家・赤瀬川原平と作家・尾辻克彦の創作の根底には、冷静な観察者としての姿勢と、「価値の転換」「日常の異化」への共通した意識があります。それらは、辞書の用例の中に個性を見出し、愛すべき人格を与えた『新解さんの謎』や、もの忘れや脱力を積極的に肯定する「老人力」シリーズなどのエッセイを通じて顕在化し、常に新しいユニークな「ものの見方」を我々に提示してきました。

本展では、美術家であり作家である以前に、ひとりの意識的な生活者として、日常の中に潜むナゾに真伨に向き合い、常識を疑う姿勢を貫く希代の創作者の「創造の秘密」に迫ります。

1937 年神奈川県横浜市生まれ。幼少期から絵が好きで、中学時代より油絵を描く。美術科のある高校を経て、武蔵野美術学校油絵科に学ぶ(のち、中退)。58 年より読売アンデパンダン展に出展。「ネオ・ダダイズム・オルガナイザー」に廃品を活用した大型のオブジェを出品し、63 年より「ハイレッド・センター」を結成し前衛美術家として活動する一方、梱包作品を制作する。制作の過程で千円札を印刷したことにより、65 年通貨及証券模造取締法違反に問われた(千円札裁判)。79年、小説『肌ざわり』で中央公論新人賞、81年には『父が消えた』で第 84 回芥川賞を受賞した。1984 年以来約 30 年にわたり町田を拠点に創作活動を続けている。

(※出典:http://bit.ly/1y8a3U6


◇Arts Audience Tables ロプロプって?

名古屋を中心に、美術・ダンス・演劇・映像といった同時代の芸術文化を、鑑賞者(=オーディエンス)の立場から、ともに体験する・学ぶ・伝える場(=テーブル)を作る。そんな活動をしています。平成23年発足。


◇輪音プロジェクトって?

『全ての人が何かしらの表現者になる』事での社会全体の『価値移動(バリューシフト)』の実現を目的にして活動している非営利組織。2007年設立。公式サイトはこちらからご覧いただけます。

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