【レポート】ツキイチテーブル#29

4月となり年度が変わって、新しくリフレッシュということもあって、はじめてツキイチテーブルに参加してくれた方も3人いらしてくれて、とても嬉しかったです。

今回のツキイチでは、過去に5度開催している「オーディエンス筋トレテーブル」にこんな人を呼んでみたい!ということを提案をしあう回として催しました。

「オーディエンス筋トレテーブル」とは、“オーディエンス”としての“筋力”を鍛えるためとして、アートの世界で活動されているこれぞという方をゲストとして招き、話をきいてみようというものです。このテーブルの“ミソ”は、呼びたい人を提案しあって決めるということです。誰もが提案できます。

最後に「オーディエンス筋トレテーブル」が開催されたのが2013年2月ということで、もう一年以上も間が開いているので、また新たな気持ちでアイデアを出し合えたらということではじまりました。

ロプロプに常連の人もいればはじめての参加者もいて、もちろんのこと各々が関心があることも様々で、“オーディエンス”という位置づけについてもひとりひとり様々でした。なのでとても多様な方々の名前が挙がったり、テーマや切り口についても興味深く多様な意見がでました。
あいちトリエンナーレや、名古屋近辺で活動されるアートや舞台公演の関係者や専門家と面識があるという方も多く、ダメ元でも話をもちかけるだけしてみよう、という声もあがったりしました。

特に今回のツキイチの参加者各々は、あいちトリエンナーレの制作ボランティアや、トリエンナーレに関連した色々な機会に知り合った、スタッフやキュレーターといった方々と、言ってみれば友達のような関係になっていたりしているのですが、実際そういった方々はよくよく考えてみればアートや舞台公演の専門家であって、いわば“その道のプロ”であるわけです。

トリエンナーレのときや今現在も、友達感覚で普通におしゃべりしたりはしているんだけど、実際しっかりと専門的な話は聞いたことがない、もしくはざっくりとしか聞けていないということで、一度しっかりとイベントとしてトークしてもらったら面白いのではと思いました。

まだ最初のざっくばらんな案出しということで、現実的に実現可能かどうかまでは詰めなかったのですが、何人か実際に実現に向けて話が進められそうな方々も提案が上がりました。

ロプロプは今回のようにオープンミーティングでアイデア出しや情報を交換し合ったりをよく行っています。そしてロプロプとしては、ツキイチなどで出たアイデアとかコネクションとかいったものを、そもそも別にそれをロプロプの中だけで使ったり、実現させたりする必要はなくて、その場で意気投合した面々が各々で独自にイベントを開催してみたり、準備ミーティングをしてみたりすれば面白いということでやっているので、今回出たアイデアなどが、全然別の機会に別のテーマで開催されたりすることも、とても面白いし、そういったことに向けて話したり考えたりしあうプロセスが、それこそロプロプがきっかけで生まれていっていくのが面白いなと思っています。

来月のツキイチテーブルでは、今回の提案で実現できそうなものをよりブラッシュアップしていくことをしたいと思っていますが、日時も場所もまだ未決定ですので、追ってご案内します。ツキイチの内容やテーマも全然固定的ではありませんので、こういったことを話したり考えたりする回にしてみては?というアイデアもどんどんいただければと思います。

(文責・田中)







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