2013年10月10日木曜日

【レポート】第7回 『観る・聞く・伝える アートレビュー筋トレテーブル』

台風襲来などなどで暑さもおさまり、
気が付けばふわりと金木犀の香りが漂ってくる季節が始まりましたね。
あいちトリエンナーレもいよいよ終了月となってしまいましたが、
このレビュー筋トレではトリエンナーレ作品を扱ったものも多く提出がありました。

先日、9月21日(土)の7回目では、そんなトリエンナーレ作品の
レビューのほか、前回新たに出された、作品の『解説文』を
400字くらいで自分なりに考えて書いてみよう!
という課題に挑戦する人もみえて、講評ほか皆さんで作品について
ぐっと考える機会にもなったのではと思います。


そんな中、今回は解説文の構造についても福住さんからお話が。
基本的に、わかりやすく明確な文章を前提として、
鑑賞の助けになるようなものにすることや、観る視点を固定してしまわないように
注意を払うことなど、レビューとはまた違った方向性を持ったものが「解説」です。

ここまでレビューを書く視点だけで進んでいた中で、
別の書き方や捉え方を知ってみること、書いた人は特にその体験で
改めて、レビューとはではなんなのか、ということを考えるきっかけに
なったのではと思います。

その後は、提出されたレビュー課題の評を挟みつつ、
要点を明確にしたわかりやすい文章には
どういう特徴があるのか、ということを例を出しつつ
お話いただきました。

レビューを書き続けるということは熱意が必要なことでもあり、
熱意というのは、感想を言葉にしたい、伝えたいということでもあると思います。
なかなか大変な作業だけど、この講座で教えていただいたり
添削をしてもらうことで、少しずつその「伝わる文章」の精度を上げることが
できてくるのではという感触があります。
真面目に取り組むこと、地道に続けることのむずかしさと、
実はそれが一番の近道だということの両方をひしひしと感じる回でした。

さて、今回はトリエンナーレ期間中の土曜日で、丁度長者町で
「ほうほう堂」さんのパブリックビューイングがあるということで、
講義の後会場まで移動。皆でパフォーマンスの様子を見たあと、
長者町くんに遭遇したり(後ろ姿)、ねぎ料理のお店でトリエンナーレ作品や
作家さんについての話で盛り上がったりと、楽しい時間を過ごしました^^

次回は10月12日!講座も後半です。がんばっていきましょうー!


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