2015年9月10日木曜日

【レポート】オーディエンス筋トレテーブルサテライト篇 第2回「教えて、小倉さん!現代美術ってなんですか?」〜社会現象からアートを読み解く〜

9月5日に、オーディエンス筋トレテーブルサテライト篇を開催しました。

第二回目となるこの日は、美術評論家の小倉 正史さんをお迎えし、近代から現代にいたる美術の変遷と作品の背景にひそむ社会情勢」をテーマにお話していただきました。




美術館の枠にとらわれないアートフェスティバルや、展覧会におけるキュレーションの重要性といった現代のアートシーンでは「当たり前」と思われている常識は、1980年代から90年代にかけて開催された、いくつかの展覧会に源流を求めることができます。


Arts Audience Tables ロプロプが誕生するきっかけとなった「あいちトリエンナーレ2010」もその流れの先にあるといえると思います。そんな過去のエポックメイキング的な展覧会を紹介しつつ、かつて名古屋にあったアートセンター「ICA名古屋」が日本のアートシーンにどういった影響をあたえた場所だったかなど様々な方向に話が展開されました。


あいちトリエンナーレがきっかけで現代美術に興味を持った私には初めて見聞きする作家や作品、展覧会の話が多かったので、正直難しかったのですが、1980年以降から今に続く大きな流れのようなものをつかむことができたように思います。

また、参加された方の中には実際にICA名古屋に足を運ばれたことがあるという方もおられ、関心の高さがうかがえました。

ご参加いただきましたみなさん、ありがとうございました。(かとう)

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